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フリード(Freed)は、本田技研工業が生産、販売するミニバン型の小型乗用車である。 本項目では、ハイブリッドカーのフリードハイブリッド(Freed hybrid)についても記述する。 == 概要 == モビリオとモビリオスパイクを統合した後継モデルとして「運転しやすいサイズでなおかつ室内空間にもゆとりあるコンパクトミニバン」を求めており、ミドルサイズミニバンでは少々大きすぎると考えている顧客をターゲットにして開発された。 ベースとなる3列シート仕様(6人乗り: 2列目キャプテンシート、7人乗り: 2列目ベンチシート)〔当初は2列目キャプテンシート仕様が7人乗り、2列目ベンチシート仕様が8人乗りだった。〕と、2列シート仕様の「FLEX」(5人乗り)がある。スタイルは、ヨーロッパの路面電車を連想させるユニークなものから一転、同社上級車種のエリシオンに似たフロントデザインなど、機能的かつシンプルな、実寸以上にゆとりを感じさせるデザインとなった。 プラットフォームは、2代目フィットのものをベースに前輪以降のフロアパンを新規開発している。フィットやモビリオ などとは異なり、燃料タンクを2列目下に設置しているため、背の高い荷物を収納するためのシートアレンジはできないが、1列目のシート下に空間が生まれ、2列目乗員の足元スペースが広がった。モビリオに対し、全長を145mm延長したことに加え各部寸法の見直しにより室内長は190mm延長され、全幅の10mm拡大と相まって居住性を向上(特に3列目)した。2列目床高さを15mm低くし、Bピラーの位置を適正化することによりスライドドアの開口幅を30mm拡大し、2・3列目の乗降性も向上した。 3列目シートは、3代目ステップワゴンのシートを改良したもので、モビリオの2人掛けから3人掛けに拡大され、格納方法を5:5分割左右はね上げ式にし、また軽量化をしたため格納が容易にできるようにした。 エンジンは、モビリオやモビリオスパイクと同じ1.5Lであるが、2代目フィットと同様にi-VTEC化され、燃費と動力性能とが向上した〔排気系レイアウトの違いにより、フィット用に対し2PSほど出力が低い。〕。トランスミッションは、FFはトルクコンバータ付きCVT、4WDは5速ATとなり、よりスムーズな発進が可能となった。 「FLEX・Fパッケージ」と「FLEXエアロ」には、メーカーオプションでエアウェイブやフィットと同様の「スカイルーフ」が選択できる。 生産は、アコードやステップワゴンなどを生産する埼玉製作所(狭山工場)が担当する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ホンダ・フリード」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Honda Freed 」があります。 スポンサード リンク
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